パパ猫 春
パパ猫
中原鼠栞 黙って繋いだ手、汗にじんでゆく あついね。春になるんだろうか
恋子 大胆に恋を騒がせ春ひと夜からだうらはら抱く濡れ枕
新井きわ(kiwa) 冬風に全裸の樹々はスイングし春近ければマティスの《踊り》
澄水 春の朝魚は跳ねる水面を叩く尾鰭の力強さよ
中原鼠栞 春の夢ひとの弱みはいつだって 鳥のほんとう風のほんとう
はるるあお 懐かしい青春の日々ボンジョヴィ聴いてましたいつマイライフ
過野 年三 手を離れさらばと告げし野の猫や 健やかならん春の窓辺に
過野年三 手を離れさらばと告げる野の猫や 健やかならん春の窓辺に
みゆきち 