恋子

秋を聴く下弦の月に楽団は草の広場に晩夏を告げて

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サルトビ

北方領土 長い年月 過ぎにしか ロシアの人には 大事な故郷

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パパ猫

そのことは もう忘れたと思ってた 夢は正直 窓に三日月

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麻衣

蝉とかも五月蝿いくらいないていて天気がいいから今日は死にたい

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未来

月の夜 風避ける手に泣きそうで 優しい手のひら 線香花火

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澄水

月影に浮かぶ蝙蝠シルエット光と影の此の世も照らす

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恋子

寝乱れもひとり寝わびし短夜の恋ぞ虚しく寝待ちの月に

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パパ猫

新品の靴の違和感味わって新たな暮らし歩く八月

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うしめ

帰り道の記憶はぷつり消えうせて八月六日に飲み過ぎたバカ

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パパ猫

朝焼けに染まる薄雲おぼろ月 微かな金色残したままで

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