月

平見翠玉

夜空に驚くほどの月が出て君と会えない時間を思う

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平見翠玉
パパ猫

くたくたの心預ける夜の月 優しい光 明日も生きよと

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パパ猫
文香

月望む 雨降らぬ夜こそ 君の音を 聞かせてたもう 悲しきかな

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文香
榊咲 汐

雷鳴の 光轟く 八月の

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榊咲 汐
うしめ

７月は今日で終わりだ球児らは「あつかったな」と過去形で言う

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うしめ
中原鼠栞

すげかわる我泣く声が月に飛ぶ友よあなたがあなたがいれば

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中原鼠栞
行雲流水　破調編

修羅となり　血涙流し　月を噛む　優しさだけで　人は救えず

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行雲流水　破調編
風

ふっくらと膨らんだ月屋根の上見えて隠れて遊ぼと誘う

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風
中原鼠栞

月水面、背丈と同じ草ばかり。祭りを見に行く10分で帰る

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中原鼠栞
さくら大根

燃え尽きて悔いなきように沈みゆく月の鑑に余韻遺して

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さくら大根
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