パパ猫

朧月たなびく雲の細長く夜空を泳ぐリュウグウノツカイ

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愛おしい 日差しに育つ 芽の中に 寂しさを見るのは いつも七月

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澄水

行きました月の砂漠を遥遥と二つ並んで王子と姫と

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恋子

じゃあなんて白々しいわ朝の月抱きに来たくせ抱かれて帰る

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恋子

文月と知れば思わず遠い日の恋の欠片を伝えてみたい

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恋子

懐かしく見上げる夜に雨後の月恋の趣きしばし見とれて

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澄水

今日からも〈信〉が全てで生きてゆく南無阿弥陀仏月子澄水

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短夜の 午を見てみて 圧巻の 緋(あか)に浸かった 望月夜

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澄水

アヴェマリアご機嫌ようマリアさまとアヴェ月子とも微笑み歌う

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破 調

夢見月 淡雪降ると 思い出す 後ろ姿よ 消え行く影よ

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