恋子

知る月は退き際知りて刹那より身のほど知りて惜しむを知る

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神洲橋

中秋の名月の天を仰ぎ見る 憎しみがあるところに愛を

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いとう秋

中秋の月は我が家と子うさぎが 臼に腰掛けスマフォ操る

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葉山きらり

君なしで見るんだ月をきみなしで白熱球の光の中で

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織田  市

夜されば月のひかりの浮かぶらむなべて忘るる水の香りす

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パパ猫

西の雲夕陽に映えて黄金色もうすぐ東に名月のぼる

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パパ猫

蒲団から宵待月を眺めれば涙を誘う月の優しさ

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呂尚

満月の仄かな光を浴びた夜虫達総出で奏で出す

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花農家

宵待ちの月を眺めてビール飲み眠りにつけばうたかたの夢

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パパ猫

照明を消して水割りカランコロン月の光を部屋に引き入れ

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