めるへん

毎月の記帳をすれば立ち眩みATMの扉の重さ

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恋子

片恋を引きずり蹴とばし月に吠えひとり上手の青春ごっこ

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平見翠玉

悔しさに凭れて見上げた夜空月は見ている優しい顔で

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パパ猫

悲しみは人それぞれのものならばせめて等しく照らせよ月よ

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澄水

日曜は月子と二人朝寝してまったりまったり適当適当

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澄水

五月雨るる手鞠花咲く道端に傘たたく音聴いて歩けり

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めるへん

機械にて植えし早苗も変わりなく五月の風は優しく過ぎる

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ゆあ

綺麗事ありのままなど許されず一重の瞼にメス入る五月

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五月雨は梅雨の雨だと知らぬまま傘を選んで君を待ってた

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澄水

月子さん彼方を愛すひたすらに海干上がりて山崩るとも

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