澄水

五月晴れそよ風吹いて夕暮れて薊に揚羽夕影の中

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澄水

風薫る五月山並み青さ増しくっきりと見ゆ遥か彼方に

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とら

靴下を 重ねて履いた 4月末 すでに空にした 灯油缶振る

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恋子

新人の戸惑い迷う症候群励ますほどに親も五月病

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天頭松莉

夕月夜 星になれたら探してね プラネタリウムで君は見えない

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ケタクマの父

4月って夏だったっけああ暑い 強い日差しに緑も深い

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恋子

人肌の恋しと春の暮れ水盆にうかべる四月の薔薇

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茶々丸

令月の一般参賀のバルコニーはにかみながら手を振る皇女

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パパ猫

君と僕どんなに遠く離れても照る月ひとつ一緒に眺める

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澄水

何時だって神に仏に月子にも救われている南無阿弥陀仏

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