羹鱠

鳴き涼む 夜風も虫も なにせんと 漂ひみつる 蓮の月影

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恋子

問われればなんぞ憚る秋夜月十三夜こそ恋の宴と

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恋子

秋月に風鈴チリリ風さやかわびしきことに寂しさ添えて

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恋子

少年が大人になったかの夏の月に吠えた夜子宮の教え

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恋子

風は秋陽射しは夏の歌詠みは花鳥風月こねくり回し

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上原美樹。

きぬまとう まひるのつきは 昨晩の 星との謡(うたい) 今も夢見る

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破 調

穢されて みそひと文字が 鳴いている 無言の月よ 不言の星よ

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花農家

暑いなかオロオロとして今日もまた 晩酌お供は処暑の三日月

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恋子

秋おぼこ澄んで冴えきる雨後の月おとなの恋に酔い待ちの月

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めるへん

月面の足跡今もあるだろか あのへんかなと満月眺め

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