火

恋子

ならぬ恋こもれ火などと洒落てみて払えば盛る火の粉のうれし

0
恋子
恋子

胸焦がれ尖った炎も老いのきて丸みを帯びて恋のともし火

0
恋子
澄水

親鸞は火宅無常のそらごとと念仏だけが誠であると(第十九条)

0
澄水
中原鼠栞

爆弾魔は言う。どうにかみんなに僕を知ってほしくて…火付けるね。

1
中原鼠栞
恋子

船溜まり海のネオンの漁火の魚を騙す船の正体

2
恋子
恋子

闇芝居雨月の照らすならぬ道恋を燃やせば狐火盛り

0
恋子
恋子

よかとよと抱かれた恋のうわごとかいけんいけんと不知火の飛ぶ

0
恋子
澄水

筍が竹に成りゆく毎日は真っ直ぐ伸びて悩みなどなし(山頭火風)

1
澄水
澄水

蚊を打って蠅を打ってや我を打っ我に厳しい山頭火なり

0
澄水
Mac

夏が来る セミの鳴き声 耳響く 花火の色は とてもきれいだ

0
Mac
次のページ