
生


欠伸した猫を去るまで見つめてた 生まれ変わった君かと思って

生活は東京、ビル、戸、部屋の椅子わたしたちって小さいね宇宙

逃げていく私は私生きていくあなたのための人生でない

二人きり必死に生きて気付いたら止めてたタバコ僕のためだろ

今日もまた 無駄な幻想 断ち切って 生きてゆくんだ 死ぬまでなんだ

ただ生きて 死んでゆくのは 普通でも まっぴら御免 御免なすって

沈黙を 守りて過ごす 人生を とっくに止めた 話してなんぼ

人間は 奢り高ぶり 欲望の ままに生きても 知らぬ存ぜぬ
