カンナ

紫陽花の緑の蕾目をやればまだ生きられるきっとそこまで

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澄水

オートバイ車追い越すその度に何か求める野生の心

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澄水

オートバイ峠攻めれば何時だって生死の狭間命傾け

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澄水

子午線の時計台ある丘の町暮らし始めた学生時代

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澄水

オートバイ曲がりくねった道を行くコーナーのない人生なんて

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めるへん

嵐来りゃ首を引っ込め遣り過ごす亀のようなる我の生き方

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澄水

離れてる息子思えば落ち着かぬ罪悪生死凡夫よ我は

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澄水

靴下のズレを直して生きている明日がどっちか分からぬ我は

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澄水

弥陀仏を‹信›じ歌詠み生きてゆく踏まれようとも我は一草

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澄水

往生を‹信›じていても迷いの世繋がれている我であるかな

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