とりばけい

ペガサスのこどもに翼がなくたってうつくしいうつくしい白馬

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美富うをみ

4分の1になっても売り物になる白菜のしたたかな意地

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梅鶏

片栗粉を輪ゴムでとめる明け方に吾も微かな白い息吐く

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御影堂 歩

大きな白い花びらと小さな赤い花びらが混ざってひらり散ってゆく

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えんとつカフェ

目をむいて睨む仁王に告白の練習をする春の少女は

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水沢わさび

校庭の白いラインは果てしなく青いホースで空へ夢撒く

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白石 夜花

忘れたの?君は白馬の王子様早くワタシを迎えに来てね

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梅鶏

質問です「この歌好き」と言われたらそれは広義の告白ですか

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北大路真彦

小手毬の白眩しけり鼻声で念仏唱ふ妻を想ひぬ

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北大路真彦

午後三時白き病室ひとり名も知らぬ母子を黙し見下ろす

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