天頭松莉

眠りについた君の紅い宝石 奪って盗む悪の華咲く

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梅鶏

十キロのあきたこまちを眠る子のように静かな助手席に置く

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中原鼠栞

安達太良の光に抱かれ眠りたい何も無いこそ全てがあるのだ

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よるめ

こんなにも眠れない訳 君からの返事がないこと理由にしたい

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パパ猫

愛しくて眠れぬ夜の月明かりあなたの幸せ願っています

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恋子

朝冷えに猫が丸まる春炬燵詩情などなくむさぼる惰眠

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パパ猫

電子音やっと眠りについたのに目覚まし時計は容赦ない人

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パパ猫

目が醒めて眠れないまま丑三つ冷蔵庫の氷つくる音

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澄水

目が覚めて眠れぬ二人何時までも土曜の夜に確かめ合って

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パパ猫

縁側のおばあちゃんと眠る猫これほど絵になるものはなし

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