パパ猫

悔いないの、私は十分生きたから。旅ゆく君の四十九年

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花農家

グラスからカラリと氷の溶ける音うたたねしてる私の相棒

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わみ

近づけば近づくほどに遠くなる彼と私の永遠の距離

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平見翠玉

父の死に会い見届けた私をただ見ていた菊と紅葉

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平見翠玉

蠍座とオリオン座は並ばない私と貴方相入れぬなり

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パパ猫

胃の腑まで冷たい水が流れゆく私はまるで一本の管

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澄水

私たち南無阿弥陀仏に全て込め二河白道を二人で行けり

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澄水

電柱の上で不機嫌そう鴉私の心投影するか

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Hama

わずらいや 病をすべて 背に負って 「あなた」は私を 癒やしてくれた

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平見翠玉

ヘアドネーションした私1時間後ショートボブになっていた

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