空雲

一人泣く上に雨雲やってきて共に泣くやと慰めの空

0
パパ猫

空虚さよミサイル発射の報道を見ながら水割り傾ける夜

1
平見翠玉

大阪の空襲を生きて父帰る我に命繋ぐため

0
パパ猫

黒雲が空を塞いで暗転す低く響けり遠雷の音

0
澄水

油菜のドライフラワー梅雨空の部屋で眺めて春懐かしむ

0
恋子

けだるさは昨夜の夢か梅雨の空チョイとあんたと朝の流し目

0
花農家

月もなく どんよりとした空見上げ 何か足りない ような気がして

1
恋子

いかずちについと怯えて見やる空なんぞ占う山奥の神

0
Sr

空まぶし 正午に高鳴る 腹の虫 時計眺めて 早くと願う

0
二人静

どんよりの響きは然りどんよりと聞こえる不思議この梅雨空に

0