平見翠玉

産土神に守られてあの世へと続いて行くよ夕焼けの空

0
めるへん

御朱印の流行りと聞きて亡き妻の帖を開けば昭和の日付

3
中原鼠栞

青模様スーツの僕らは同じ顔ホームに行き交う一部になって

0
うしめ

早朝のカーラジオから流れ来た「抱きしめたい」が決めた行き先

0
茶々丸

あきるほど遠足行きし宮島に各国首脳集まり去りぬ

0
うしめ

何となく平和な気分引きずって大和の地へと丸腰で行く

1
主婦

運動会仕事トラブル見に行けず帰宅した子の日焼け眩しく

2
平見翠玉

流れる雲よ何処へと行くのか地平の果て思いを乗せて

0
北純一郎

志を取り戻しに行こう深山幽谷阻むものなし

0
澄水

一切を放下してきたつもりでも来し方行く先のみぞ残る

0