クルクルバニー 行
クルクルバニー
袴田朱夏 後部座席はいつも陽だまり図書館に行く兄妹が猫になります
尾崎飛鳥 鬼ごっこは追いかけられると自分から捕まりに行ってしまうタイプです
袴田朱夏 時間には肩がないので後ろからつかめず春が行ってしまった
塩本抄 笹舟は海へ行けるか川底の藻草たなびく安曇野の春
クルクルバニー 利己心を 捨てて愛する 人にしか 天は開かず 入って行けず
尾崎飛鳥 TODOリストの一番上に永遠に鎮座している「歯医者へ行く」
クルクルバニー 目の前を 通り過ぎ行く 若者の 背負う背中の 重荷を取りて
甘森太一 退勤を定時に済ませ明るさの残る桜の街路樹を行く
梅鶏 