行

あさ

国防服の父訪ねきて離れ子等の頭を撫で帰り行きたり

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あさ
満月しじま

さぁ行こう春光が指すあの場所へ　不協和音は止んだのだから

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満月しじま
満月しじま

この足じゃどこにも行けない行けないよ　光も影も抱く三月

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満月しじま
梅鶏

子は傘を持たないで行く濡れるより嫌なことなど山ほどあって

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梅鶏
平見翠玉

私はただここに留まっている貴方と私並行線

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平見翠玉
サルトビ

インド見よ 若い男女が 躍動す 矛盾抱えし 進み行くかな

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サルトビ
サルトビ

こんなにも 学舎行けぬ 人がいた 学、取り戻す 輝く女よ

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サルトビ
風

じんじんと響く木陰の蝉の声吹き抜ける風の行き先は何処

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風
あさ

われ小三　防空頭巾を掠め行く低空飛行の　B29をみたり

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あさ
平見翠玉

あの頃に結婚すればいただろうか子等が通って行く朝の通学路

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平見翠玉
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