めるへん

豆汽車は桜の海を走り行く夢の国へと子どもら乗せて

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北野一星

吹雪く日も常とかわらず駐車場空きなくなりぬパチンコ店は

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車椅子助けてくれた方々へ想い馳せつつ眠る日々

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めるへん

菜の花と桜の国を汽車は行くゆっくり走れ春はすぐ去る

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めるへん

菜の花と桜の国を汽車が行くゆっくり走れ春はすぐ去る

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神崎七瀬

目を覚ます独り車内ふと気づき握ってみるとひんやりとした手

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ケタクマの父

一区切り、今日までそして、明日から、 いつもの電車で、還暦に想う

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鞘森天十里

春雨のあとに洗車機列(つら)なりてピカピカにしても傷は消えざり

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ろくろう

風たちて水子地蔵の風車ひとつ動けばつぎつぎ回る

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はるるあお

我叫び老母ハンドルとる車急ブレーキにて命助かる

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