パパ猫

夜の間に時を旅する寝台列車 朝という駅 途中下車する

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パパ猫

夜の間に時を旅する寝台列車 今日という駅 途中下車する

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サルトビ

大凧で 必死の形相 中車の 伝統守らん 両宙乗り

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茶々丸

灼熱のプラットホーム待ちわびるもはや電車は天国の箱に

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ふゆねこ

かさ増しの他言無用の釘が抜けタイヤに刺さる中古車店

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個感

体温なみ 満員電車から一歩も降りれない様な 猛暑日

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パパ猫

カーブするレールの電車が消えてゆくようにこの夏去りゆくのだろう

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めるへん

傾きし西日に向かう運転は人も車も消えてたじろぐ

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鈴木ベルキ

何をしてあげられただろう自転車のカゴの絵本に雨染みていて

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るす

やはり君に初めて会ったとき、電車に轢かれてしまえばよかった

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