めるへん

姑の長き介護を終えし女(ひと)まとう喪服に瞳は静か

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めるへん

母の通夜喪主たる友は妻に告ぐ長き介護に感謝の言葉

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パパ猫

一生は長編小説読むがごと最後のページ終えて目を閉じ

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宵闇

空の塵流し流して蒼とする長雨の部屋1区間にて

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恋子

長雨の糸引き傘打ち恋絡め濡れておいでよしっぽり濡れよか

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鉄棒の上にも三年

溢れるは童心に帰る思い出や長く浸れり帰省ラッシュ

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うしめ

まだ若き草の繁れる畦道をずんずんと行く長靴の跡

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サッカー 短歌

長期間立てない舞台と判ってる眼前の球星に等しく

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うしめ

故郷の長い休みの夢さまし渋滞抜けて日常に入る

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うしめ

長い旅の終点なのだろうか街の灯りは静かに眠る

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