パパ猫

ふわふわと花穂のかわいい猫じゃらし少しうつむき風に揺れてる

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海ぼうず

強い風乱打で響く風鈴の音色が消えて君を見つけた

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恋子

宵の闇きれいな風がひと流れ振り向くほどに夏の気遣い

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ふゆねこ

大陸を渡りし風のぬくもりに旅行く君を思う夏

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主婦

シャボン玉夏風受けて飛んでゆく行き先追えど終は見えずに

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めるへん

用済みのマスクは道に棄てられて猛暑の風に抗いもせず

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平見翠玉

生きることに疲れたり辛いことがあるとしたら風に吹かれよう

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平見翠玉

民泊の懐かしの五右衛門風呂に亡き父を入れてあげたし

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澄水

ぼろぼろになるまで飛んで突き抜けた青空の下蝶の風葬(小山貴子自由律句本歌取り)

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めるへん

新緑のトンネルくぐり走りなば那須高原の風は透明

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