恋子

鉢植えのひとつの夏や鬼子母神小粋を求め今江戸風情

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二人静

桜島降灰メール今日もまた律儀に届き風向きを知る

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二人静か

桜島降灰メール今日もまた律儀に届き風向きを知る

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パパ猫

我立つは断崖絶壁足すくむ されど吹き来る新たなる風

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恋子

白南風に風鈴鳴けば空も夏燕の子らも鳥の鳴き声

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さくら大根

風たちが雲と戯れ渦巻いて天の川ごと流されてゆく

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澄水

三時半月の光に包まれて風柔らかに靜寂を聴く

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パパ猫

夏の店 客も途絶えるこの時刻 扇風機だけ首を回して

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澄水

蒸し暑さ雨待ち風が頬を撫で家路を急ぐ散歩道かな

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ホーム

夏はいい凍てつく夜風和らいで微笑みに似た風が背を撫で

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