いとう秋

山頂を極めてみれば花一輪 風に静かに揺れゆき香る

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パパ猫

藤棚の葉陰の下で雨やどり風流気取りヤブ蚊に三カ所

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パパ猫

鈴懸の木陰のベンチ穏やかな風に吹かれて心静かに

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山猫

君の髪靡くさらさら風に乗り春は今だと気づくこの朝

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パパ猫

秋風が黄昏色を連れてくる遠く優しい記憶もともに

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平見翠玉

風が運ぶ思い出をそっと謎る時を超えて貴方と繋がる

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恋子

秋の風別れた人があいたいと逢うか会うのかベッドか金かと

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恋子

目覚めれば頬にさわやか窓の風さやけき秋は老いを励まし

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恋子

秋風に化粧施し朝涼し軒の風鈴秋を奏でて

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秋風に 響く雷鳴 暗雲と 別れを嘆き 喘ぐ夏

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