パパ猫

は五右衛門の風呂の煙に目をこする薪を足すかと母の声する

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中原鼠栞

時と風流るるままに花二つ岩苔の上しばし瞑らん

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恋子

今日の風昨日の匂いが遅れて来朝の紅茶葉くるくる踊る

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澄水

春風に吹かれて草に寝転べば遥か雲行く草枕かな

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澄水

春風や雑草靡き名も知らぬ小さな花も咲いているかな

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わーママ

風流の欠片も見えぬこの歌を果たしてここにのせて良いのか

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恋子

ゴメが鳴きゃツルは北へと明日の風恋の渡りは恋のカラクリ

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パパ猫

自然なる花鳥風月意味はなし知りつつ人は想い重ねる

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カンナ

雨は止み風は冷たきフィールドでラスト一周脚は止めるな

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ケタクマの父

曇天の雲の向こうに月明かり 風よ飛ばして心の靄も

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