
あなた


目覚めれば花瓶で咲いてる薔薇の花 生きているのね あなたもわたしも

身代金 わたしのいのちで 支払った あなたに何の 罪なしと知れ

先を見て別れた私が羨ましいってそんなあなたの愚痴はゴメンよ

いつからかあなたが呼んだ僕の名はカニのにおいがしているみたいだ

ぽっつんと心の水面にしずく落ち あなたの色が散らばってゆく

嘘をつくあなたは必ず半音上がる絶対音感なければよかった

君のことわかっていると自惚れた あなたの海はずっと深かった

この言葉たしかに私のものだった投げた瞬間あなたのものに
