めるへん いつの
めるへん
こゆびびび 米を研ぐ 水の温度が いつの間に 次の季節を 匂わせている
パパ猫 スーパーを壊した更地いつの間に草の海原青々と埋め
パパ猫 いつのまに演者が増えた虫の声 アンサンブルを秋夜に奏で
恋子 まどろめば秋の夢路のしっぽりとあれはいつの日艶歌のようで
サルトビ 人の世の 許されざるは いつの日か 正義は悪に 転ずる定め
Hama ゆるし合う その難しさ いつの日も 老いも若きも 自分自身も
行雲流水 破調編 いつの世も 女が女 貶める 社会進出 道のり遠く
Hama いつの日か 夜のない朝 迎え来る 重荷をすべて 解き放たれて
満月しじま 