行雲流水 破調編 うたたね
行雲流水 破調編
花農家 グラスからカラリと氷の溶ける音うたたねしてる私の相棒
さくら大根 夜半まで辞書を引き引きうたたねの謎解きはまり頭を捻り
芒野予麗 ありがとう唱える度にうたたねす赤きワゴンの走る夢見て
恋子 一息をすべて預けた籐椅子の過去を見透かすうたたねなのに
澄水 うたたねの専用機なるファーウェイさん使命果たした永遠に眠れよ
めるへん うたたねの作品たちは活き活きと個性の華の連凧となり
花農家 夏至の夜 今宵は浮気な ジンソーダ スッキリ爽快 うたたねしつつ
澄水 “うたたね”の液晶画面マトリックス短歌次々産まれ出すかな
桑田諦命 