梅鶏 うたの日
梅鶏
袴田朱夏 失恋でいらなくなったジンクスをこっそり砂糖漬けにして春
袴田朱夏 奥歯までブラシの先を届ければ仕上げみがきは子との陽だまり
袴田朱夏 子にもらうみろりのはっぱ二語の詩がやっと生まれたばかりのベンチ
袴田朱夏 花言葉「普通」の花はないけれどピアスホールがもう埋まります
袴田朱夏 ポケットをすこし遅れてたたく子のビスケットも増えるよだいじょうぶ
袴田朱夏 卵管を武器にせざるを得なかった蜂の気持ちを述べよ(8点)
袴田朱夏 花の香の宵ひとつ繰り返しては汝の彼の良い日徳利返して
ふにふにヤンマー 魚は泣けないから震えるしかないってあんただから教えたのに
ふにふにヤンマー 