うたの日

袴田朱夏

花の名をスズランとしたその人のこころの鈴の音のあったこと

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袴田朱夏

花言葉「普通」の花はないけれどピアスホールがもう埋まります

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袴田朱夏

はるかぜに洗濯物と我と子とすべて乾けりよく眠りおり

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袴田朱夏

候補者が「京都のために」と言うそばを訪問客の顔で帰りぬ

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袴田朱夏

どちらかというと嫌われてたらしいそんな送別会でした 塩

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袴田朱夏

デッサンが部室に散って青春は鉛筆2ダース分の先輩

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ふにふにヤンマー

波止の風に乗せればホップするんじゃと見とけと今日も先輩はばか

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梅鶏

とりどりの子象が園の壁にあり吾子のちいさな手形を探す

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ふにふにヤンマー

わるいこであふれる「わるいこようちえん」よいこはぜったいみちゃだめらしい

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袴田朱夏

誰かのために散ったんじゃない花びらをすくって風があそんでいます

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