さくら大根

始業前ラジオ体操息切れて年金もらう歳まで5年

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宵闇

腐りゆく果実に蝿が集ろうが私は黙って見ていられます

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恋子

風に揺れ恥じらう早苗青青く拗ねた余人に染まりもせずに

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宵闇

竹藪のざあと倒れて吹く息は雨の兆しと空の言うよう

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めるへん

清々し若葉風吹くはずだった戸惑う我に熱き風吹く

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パパ猫

つまずきの原因たどるそのうちに蔦の絡まる藪の中入る

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澄水

枇杷熟れて野猿鴉もやって来て食べてしまうもそれもいいかも

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めるへん

サバンナのキリンの欠伸のびのびと満足そうに木の芽を食す

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澄水

傾いた月の梟ほうほうと啼くのを聴ける我も眠れず

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平見翠玉

戦とは学ばぬ者のすることなり争わぬため声をあげよう

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