めるへん こち
めるへん
パパ猫 花の葉は人の心と似ているか細き葉脈あちこちめぐらす
花農家 雨上がり 水溜まりそっと覗きこむ こちらを見ている 私が映った
平見翠玉 あちこちにすずさんおりて戦争を知らなくても語り継いでいく
ケタクマの父 陽が落ちていよいよ始まる唄の時間(とき) こちらでゲロゲロあちらでグァグァグァ
パパ猫 東京の住宅地なら仕方なし目を凝らしたら季節あちこちに
澄水 山笑うあちらこちらに躑躅咲く燕の姿そよ風の中
一条。 調子乗りのラッコがこちらを見ている 実は毎晩君を待ってる
恋子 ぎこちない春の浜辺のラブシーン恋の手錠にカモメがカット
澄水 