路地裏のくじら

鰭ひかる それ追う瞳が煌めいて みてみたい君がみている世界

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あさ

わが怠惰打ち砕くかな刃をたてて固き南瓜を割らむとすなり

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平見翠玉

充てど無き我が道を走り続けるただひたすらに走り続ける

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平見翠玉

昔恋をした恋した人の顔も今は忘れた

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海ぼうず

トンネルを抜ければ緑へ突っ込んで扇形した空は広がる

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個感

強制力ないのに自粛の嵐 やっと脱けたか 隅田河畔

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うしめ

この暑さ言い訳にして軽トラに乗せた神輿に蝉来て鳴いた

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うまれてはおくるがつづくいとなみの波の狭間に見つけた貝殻

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ふゆねこ

帰省した君の瞳にサングラス都会の暮らし何も語らず

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めるへん

狂ったか動くも嫌な猛暑日の昼の日中に蝙蝠の飛ぶ

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