宵闇

眠たさに瞼閉ざせば帳降りきれいな宇宙(そら)の音などききたい

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玉山南木

去り行かぬ 舞い落ちる葉っぱ 振り向いて 回れよ回れ 何か未練かな

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パパ猫

目印のなき海原を舟でゆく前に進むを信じて櫓を漕ぐ

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めるへん

気圧とか空の空気は気まぐれで神でも自由にならぬ雲形

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本山

君以外ありえないよときみがいう カラオケボックス安いメロディー

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パパ猫

そぼ降るは糸のようなる細い雨縦糸だけでは悲しみ織れぬ

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パパ猫

歩いてるただそれだけで喜びのおさな子歩け明日へ歩け

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パパ猫

今日まではカーネーションが主役なりスポットライトの花屋の店先

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澄水

落ち着いて死ねそうな気が雑草がただ生え伸びて枯れるようにぞ

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澄水

野薊の雑草と咲く紫のスコットランド国の花なる

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