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澄水
無花果は実が花であるおもむろに剥いて食べれば花の味わい
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澄水
澄水
枇杷の実のぷっくりとした重さある掌に乗せ夏は来たれり
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澄水
澄水
枇杷喰へば何時も思ふはつやつやとしている種の見事なことよ
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澄水
平見翠玉
かつての教え子に介護されて手を握りては温もり伝う
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平見翠玉
澄水
青田には鷺や鴉もやって来て泥濘む足で啄んでいる
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澄水
Hama
一粒の涙こぼさぬ君のこと 薄情だとは我は思わじ
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Hama
平見翠玉
戦とは学ばぬ者のすることなり争わぬため声をあげよう
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平見翠玉
平見翠玉
朝は何処から来るのだろう辛い夜もいつかは明ける朝はやって来る
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平見翠玉
中原鼠栞
楼門で雨と神社とほーほけきょ 傘はささずに鯉とおしゃべり
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中原鼠栞
みゆきち
今は亡き人の面影空(くう)に見て現(うつつ)に語る満面の笑み
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みゆきち
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