jack る
jack
パパ猫 夜の風がレースのカーテンすり抜けてここまで来るよもう寝なさいと
平見翠玉 やじろべえのようにユラユラ揺れる生きることは不安定なり
みゆきち 軒先のてるてる坊主に聞かすごと運動会の号砲が鳴る
澄水 資格取るために勉強しておれば猫膝の上身動き出来ず
澄水 さみだるるぬれててふちょよどこへゆくあじさいのさくかどをまがりて
梅鶏 願掛けのように靴紐きつく締め運動場へ駆ける子供ら
パパ猫 ひまわりは黄色のままで燃えている夏の情熱ゆらめく炎
中原鼠栞 啜り泣き蹲る高架橋下、あははずぶ濡れだよ。帰ろう
ケタクマの父 