満月しじま る
満月しじま
行雲流水 破調編 生きている 生かされている 生きていく どう生きるのか 生きていくのか
行雲流水 破調編 虚偽という 名前の鎖 繋がれて 無明に怯える 斑の犬よ
カンナ 感情を急に注げば割れるから硝子のコップ少し冷まして
カンナ 感情を急に注げば割れるかも硝子のコップ喉が乾いて
恋子 風送る遠い昔の母の手のうちわが歌うねんねんころり
鈴木ベルキ 後ろ反りして見る空はまだぼくに少し未来が残ってみえた
鈴木ベルキ やさしいと言われたあとの怖さ 湯は湧出口からすべてあふれる
Hama 廃屋を 見れば心に 迫り来る にぎやかな声 音や匂いが
満月しじま 