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満月しじま
「どうしても忘れることができません。忘れた方がよいのでしょうが」
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満月しじま
満月しじま
燃え盛る焔を抱いているのです 泣いても消えぬほどの焔を
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満月しじま
さくら大根
その人の嫌なとこだけ数えあげいいところは当たり前になる
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さくら大根
平見翠玉
祖父と父を知る欅よ私が死んでも生き続けているか
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平見翠玉
平見翠玉
亡き父が夢に現れ私の中に父は生き続けてる
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平見翠玉
小野小乃々
県境の川を故郷へ、はつなつの風と競ってわたる橋梁
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小野小乃々
茶々丸
コンビニで3時のおやつ決めかねる きのこの山かたけのこの里か
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茶々丸
パパ猫
夏はなぜノスタルジーに浸らせる辛い夏もあったはずなのに
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パパ猫
パパ猫
街路樹をまっすぐ通る風が来て 葉の揺れゆくは風のスピード
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パパ猫
風
じんじんと響く木陰の蝉の声吹き抜ける風の行き先は何処
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風
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