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ちゆ
ことばことばことばにまみれていく短歌 くれる男とくれない男
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ちゆ
ちゆ
それならばちゃんと治せる恋だけをしたいと君は震えるのです
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ちゆ
ちゆ
伊勢丹の手提げもつ母ちゃんの頬 やわい興奮やましく見てる
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ちゆ
ちゆ
電話越しそっと寄せてる想いあり 周波数だけ似せた偽物
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ちゆ
ちゆ
散るまでを愛してもらうためだけの私はさくらみたいに綺麗
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ちゆ
ちゆ
ふんだんに春のフリルをあしらった服であなたに主張する愛
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ちゆ
ちゆ
ばあちゃんの手がこんなにも美しい美しいとようやく知る帰省
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ちゆ
ちゆ
にほんごが永遠に紡がれるほどあなたはいくつものあなただった
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ちゆ
ちゆ
にゃんころり それは午睡のまんなかのゆるみが息を始めたような
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ちゆ
ちゆ
まろやかにほどけて眠る君のそば午後はいつまででも午後であれ
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ちゆ
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