
る


それならばちゃんと治せる恋だけをしたいと君は震えるのです

伊勢丹の手提げもつ母ちゃんの頬 やわい興奮やましく見てる

電話越しそっと寄せてる想いあり 周波数だけ似せた偽物

散るまでを愛してもらうためだけの私はさくらみたいに綺麗

ふんだんに春のフリルをあしらった服であなたに主張する愛

ばあちゃんの手がこんなにも美しい美しいとようやく知る帰省

にほんごが永遠に紡がれるほどあなたはいくつものあなただった

にゃんころり それは午睡のまんなかのゆるみが息を始めたような
