パパ猫 わたし
パパ猫
eri 告白を 断ったのに 二回目を ほしがるわたし 天罰くだる
hagu なにもない おかねも、あたまも、みためさえ ゆいいつもってた、わたしをわたす
海紀亜 願ってもむなしいものだと知ったから 恋をせずともわたしはうたう
小野小乃々 故郷へむかう車窓が全方位から「おかえり」とわたしに告げる
パパ猫 抱きしめる あなたとひとつになれるから 抱き合う刹那 わたしはあなた
み 「えらいじゃん!歯、磨けたの!」と大げさに褒めるわたしも褒めてください
満月しじま やわらかき桃をつぶして種を出す もう被害者に戻れぬわたし
満月しじま 白桃にナイフを入れるやさしさでわたしのこころに入ってきてね
満月しじま 