花農家 ボール
花農家
めるへん 高くとも入れねばならぬこのボールパリのコートの日本バスケ
平見翠玉 段ボールに荷物詰め込みお引っ越し思いを残し旅立って行く
めるへん キッカーはゴールポールを斜に見て楕円のボールに一歩踏み出す
平見翠玉 段ボールお尻に充てて土手滑る雪無き里の轌代わり滑り
うたちゃん 受け止めしボールの言葉しっかりと この胸に抱く離さぬように
花農家 暗澹たる 心をスカッと晴らすため ブラックニッカの ハイボール飲も
主婦 靴下が丸まってるからボールとし投げ込む速球210km
恋子 間違いを犯した老いの横恋慕ゲートボールの玉音競い
めるへん 