のりのり マスク
のりのり
銀河 死んだなら火葬であれど被りたいツタンカーメンの黄金のマスク
千吉 四角さがマスクとなった毎日に丸い心が息苦しくて
みそのみそ 冬の夜くちづけをする青年のあごをマスクがあたためている
凪海 マスクから溢れた白い息は水まつ毛に万華鏡のまばたき
朋友 食事中 マスク飲食 勧められ いつ外すのか いつ付けるのか
朋友 マスク顔 見慣れてしまい 当たり前 マスク外すと 誰かわからず
音忘信 改札に定期をかざす時たまにマスクの下で言うパルプンテ
美富うをみ わたしたちコロナ時代を振り返るだろう砂場に落ちてるマスク
Coutarus ONAI 