
一人


刻々と 移り変わりし 時の流れ われ追いつかず 一人たたずむ

思い出と呼ぶには多く苦しくて一人に戻るただそれだけ

一人夜は 月の欠片が 眼に沁みる 遠くで汽笛 枕に沁みて 127

蟋蟀に鳴かれてばかり一人寝の布団で月を待っている夜

泣かれても 本当のこと 言えなくて 風に抱かれて 今でも一人 6-122

高齢化 一人で生きる 人達は 何を頼りに 生きて行くのか

君と歩いたこの道を一人歩く君よそのままで永遠なれ

人間は 一人で生まれ 消えて行く 生きてる時は 誰かと居たい 93
