りんりんと風鈴揺れて一筋の風は優しく頬を撫でてく

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満月しじま

歌姫が「あ」の一音で染めあげる初夏の朝空 恋がはじまる

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パパ猫

独りよりあんたといると楽なのと君が言うから一緒になった

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梅鶏

張り紙を一枚貼って終わらせるシャッター商店街もまだ夏

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ほのか

打ち上がる花火に掛けた想いあり一瞬咲いた気持ちは永遠

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アニフレが好きな人

一欠片 たくさん載って 解かれてく 宇宙の一つを 埋めると知らず

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澄水

八日目の蟬は鳴きたり一心に生死を越えて只一心に

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澄水

落ち蟬を蟻が解体運んでる自然に無駄は一つも無いと

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満月しじま

コーヒーに落ちるミルクが一段と白く思える結婚前夜

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恋子

徳利に薔薇を一輪挿す女将俺のためかと常連邪推

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