楠木

灰の中一本多く母の骨吾の身体にも二本隠せり

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澄水

君がいる暗い夜にも月がある照らしてくれる一つの光

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澄水

晴れている毎晩月が見えるので君と一緒に見てる幸福

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カンナ

雨は止み風は冷たきフィールドでラスト一周脚は止めるな

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カンナ

菜の花が一列並び敵睨み春を守れとディフェンスライン

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カンナ

動物を愛し愛されムツゴロウ私も一緒に飼ってと願い

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春るか

足は海傘の隙間の秒針の 散る一瞬にも汽笛焦がれて

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パパ猫

ちはやふる三十一神の与えしは足らぬ余るも同じ苦しみ

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澄水

月子詠む三十一文字は一月の三十一の感謝の日々で

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ケタクマの父

春あらし畳んだ傘まで吹き飛ばす  頑張れ進め新一年生

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