宵闇

ゆっくりと山の坂道下りるように折返し午後、中間地点。

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みゆきち

一目惚れ ちょっとお高い下駄を買う 夏の支度と言い訳をして

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みゆきち

産卵に鮭は上りて鮎下る生命の不思議生存戦略

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恋子

散歩道坂を下れば初夏の風昨夜の老いの仕草のうれし

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桑田諦命

我が蔑視 冗談言う時 表れる 他人を見下す 悪しき感情

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うたちゃん

鍵がない!あのすみませんその首に 下がっているのそれは何かな?

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恋子

風渡る棚田の初夏の青田舞いおぼこゆかたの裾下ろす頃

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恋子

うつむいたお下げがポツリ好いとっと肥後椿のやっと咲いたごつ

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澄水

折り畳み傘畳むのが下手くそで街の人にはなかなか成れぬ

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宵闇

珈琲の芳香を夜に置いておく静かに一人飲み下せるため

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