平見翠玉

おむつになればお洒落なショーツも履けぬ下着とて女心

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さくら大根

声の主やっと見つけた電線に下から覗く黄色鮮やか

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恋子

ふた目盛り下がった今日の洗顔に肌艶騒ぎ鏡を磨く

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ケタクマの父

学ぶため外聞捨てて下手絵書く伝えたいのよ心の揺らぎ

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うしめ

逆さまにカタツムリなぜ下りて行くアヤメの葉っぱも雨の日曜

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はじめ

上弦はDで下弦はCの型背負われ覚えた幼少の月

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パパ猫

春雲の下には青き富士の山海渡り来て足に白波

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杏鈴

下向くと 目を塞いでくる 老髪を 前を向こうと 軽くして

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めるへん

年下の可愛いひとに恋をした終活よりもやはり恋活

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恋子

捨てられて邪魔な恋ねと蟲下し飲んで下ったの腹の虫だけ

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