御影

夏の下(もと) 響き合っては満ち溢る生の、もしくは死の匂いたち

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にこ

下の名で呼んでと乞う君の髪の毛をゆっくりと撫でる天井を見る

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行雲流水 破調編

疲れたら ビールを一杯 飲みたいが 下戸の私は ノンアルコール 75

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澄水

秋めいて青空の下佇めば吹き抜けてゆく風になりたい

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澄水

久方の光の舟は昇りゆく下弦の月に照らされてるよ

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澄水

星繋ぎ神話を語ること止めぬ翼下さいペガサスのよに

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恋子

秋を聴く下弦の月に楽団は草の広場に晩夏を告げて

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めるへん

「おきちゃん」と呼ばれし母は「きく」と言う炎天の下田の草取りす

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うしめ

道ばたの下から覗く合歓の花十二の夏の風が吹きぬく

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澄水

こんもりと夾竹桃が紅く咲き秋空の下花の潤い

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