パパ猫

夜の間に時を旅する寝台列車 朝という駅 途中下車する

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パパ猫

夜の間に時を旅する寝台列車 今日という駅 途中下車する

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御影

炎天下 アスファルトの上 眩む陰 孤高に焦げる電線の烏

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パパ猫

マンションの外の廊下がカナブンの墓場なんだよ、息子つぶやく

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澄水

坂道を上り切ったら下ります人生の坂上り下りよ

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ふう

およぐ雲すべり台の下みあげてる一人ぼっちのしずかなじかん

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澄水

ぼろぼろになるまで飛んで突き抜けた青空の下蝶の風葬(小山貴子自由律句本歌取り)

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下校する子供たち見て思い出す自分もそんな時があったと

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パパ猫

炎天下六十分を歩き抜くガリガリ君の力を借りて

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満月しじま

粛々と夜の緞帳下りてゆきホホバオイルがなじんだ私

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