袴田朱夏

子にもらうみろりのはっぱ二語の詩がやっと生まれたばかりのベンチ

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今紺しだ

中庭に立つ我の名は二階より一音ごとに光りつつ降る

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秋鵠空(さとあき)

動きの血 戯(タハ)れし身の香意志よ芽よ 詩歌のみ知れ二十歳の記号

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さくらもち

買い物の帰りもさっきの二人居て 早過ぎたかな なんかごめんね

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クルクルバニー

性別も 歳も違うが 性格も 境遇も似る 不思議な二人

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クルクルバニー

あと二年 この世とさらば 罪多き 日々と記憶に お別れするよ

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ひの 朱寝

同じ寝癖は二度と無くても 寝顔は見せてたんでしょほかの子にも

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麻衣

寝落ち際君への返事考える 二度と必要ないこと忘れて

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山形さなか

二回目のキスはみかんの味がして柑橘類を制覇していく

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麻衣

来た道をただ見ればいい二度と会えないくらいではそれは消えない

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